岡山県警察からのお知らせ 高齢者の交通事故防止

令和6年9月末現在、岡山県内では交通事故により40人の方が亡くなっています。

このうち、65歳以上が22人(55.0%)となっており、昨年同時期と比べ2人増加し、依然として高い割合を占めています。

《ドライバーの方へ》

 65歳以上の運転者に主な原因がある交通死亡事故は12件発生しており、そのうち11件は正面衝突及び自損事故です。

 これらの交通事故は、運転者自身がよく前を見て運転していれば防ぐことができます。

 制限速度の厳守、車間距離の確保等、基本的な交通ルールを守って、交通事故を起こさないように運転をしましょう。

 また、運転に不安を感じている方や、家族などから運転について心配される事が増えた方などは、重大な交通事故を起こしてしまう前に運転免許証の自主返納を検討しましょう。

《自転車利用者の方へ》

 令和5年4月1日、改正道路交通法が施行され、全ての年齢層で自転車に乗車する際のヘルメット着用が努力義務化されました。

 昨年までの過去10年間に県内で発生した自転車事故を分析すると、自転車で亡くなった方のうち4割以上が頭部を損傷しており、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用時と比較して、約3.5倍高くなっています。

 事故で大けがをして、後悔することのないよう、自転車に乗る際は、必ずヘルメットを着用してください。

《歩行者の方へ》

 夕暮れ時や夜間・早朝は、昼間と比べて、ドライバーから歩行者が見えにくくなるため、歩行中に交通事故に遭う危険性が高まります。

 歩行者の方は、夜光反射材・LEDライトを活用するとともに、明るい服装をして、自分の存在を周囲に知らせるようにしましょう。

 また、道路を横断する場合は、左右の安全をしっかり確認するとともに、付近に横断歩道がある場合は、必ず横断歩道を利用しましょう。